痛みと心の深すぎる関係

ずっとここで紹介したいと思いつつ、

何か月も書けずにいた本があります。

 

 

 

 

『サーノ博士の

 ヒーリング・バックペイン』

 

腰痛に限らず身体のあちらこちらの痛み、

それから不調、

それらの原因には感情・心理的要素が大きく関わっているよ、

ということはこの頃言われるようになってきましたが、

これは

「心こそが全て」

と言い切っている本です。

 

著者は痛みの仕組みを理解させる、

「講義」を受けてもらうだけで治療としています。

足りなければディスカッションや心理療法も

取り入れるそうです。

けれど身体には触れません。

それで「治る」し「再発しない」。

しても自分でほぼ乗り越えられると。

 

誤解を恐れずに言えば、

私はこの考えはとても納得できます。

自分が身体からのアプローチをしているとしても。

多方面からフォローしないと真の変化は

訪れないと思うから。

 

但し、

自分が未熟でここをうまく説明できません。

余りいきなり言うと

「気のせい」と言われた、

 

で終わってしまいちっとも浸み込まないのです。

 

誰しも、心の奥底に封じ込めた感情が、

この痛みの引き金になっている、なんて

思わないですからね。

そもそも、そんな感情があるとも感じていない方が多い。

自分も含め、

「ストレスなんてない」とか、

つい言ってしまいがち。

 

それに、じゃあ身体にじかに触れて調整している自分の仕事との

折り合いをどうつけるのか?

 

その葛藤があって今まで書けずにいました。

今も自分の中で完全に消化できたわけではありません。

 

でももし、まだこの本を読んでいない方がいらしたら、

是非読んでみることをお勧めします。

 

本当に昔からある「手当て」を大切にしつつ、

自分自身の心に踏み込む勇気を本人に持ってもらえるよう、

自分もそうできるよう、

まだまだ私の道は続く…。