風邪を引いて風邪薬を飲んでも「風邪が治る」わけではない
風邪を引いて熱が出たときは、薬で無理やり熱を下げるものではない。
こういう考えも最近は少しずつ浸透して来ました。
風邪は全く引かないのが良いわけではなく、
ちょいちょい引いて軽く治るのが良いといいます。
熱が出ているということはまさに今自分の身体の中で治している最中。
先日、風邪を引いたときに、自分の身体の変化をつぶさに観察していたら、
改めて「発熱」の力を感じました。
空気が乾燥し出したころ油断して冷え、
まずは喉の痛み、くしゃみ、続いて鼻水が出始めました。
珍しく消化器にも来たようで、食欲がわかず、いつも胃もたれがしている感覚。
マスクをして寝ると、割とのどの痛みが引くのですが、
今回はあまり効き目無し。
二日くらいグズグズして不快でした。だるいような感じも。
三日目に、発熱の感覚はなかったのですが、何となく夕方熱を測ると「37.8度」。
「あ、これはよかった」と思っているうちに元気が出てきて、
胃の不調、のどの痛み、鼻水の量など一気に改善しだしました。
それまでの二日間のつらさがウソのようです。
熱はすぐに下がり平熱に。
発熱のあった後、熱を測り続けていると一旦平熱を割るときがあります。
その時こそ、一番身体を休めるとき。
しかし今回はうっかりして測り続けられなかったので、
いつそうなったのかわかりません。
その後はのどのイガイガする感じと、鼻が少ししつこかったですが、
日に日によくなって行き、気が付けば風邪のことを忘れていました。
あとで、「引き初めに『足湯』をすればよかったのだ」と気づきました。
参考までに。
胃腸に来た風邪は、ひざ下まで、
呼吸器の風邪はくるぶしまでつかるようにお湯に入れます。
温度は普段のお風呂の2~3度高めに。
冷めないように差し湯をしながら、つかった部分が赤くなるまで行います。
このとき両足が同様に赤くならず、片足だけ白いままであったら、
そちらの足だけ再びお湯に入れ、
赤くなるまで温めます。
少し水分を取って寝ると発汗が促され、
汗とともに風邪も抜けて行きます。
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