「X JAPANのYOSHIKIが首の手術をする」というニュースを聞いたのは一週間ほど前でしょうか。
頸椎椎間孔狭窄症(左腕の神経根障害及び椎間板C5-C6の位置に椎間板ヘルニア)と診断され、
「頸椎人工椎間板置換」の手術を受けるそうです。
ヘルニアとは要するに何かが出ている状態です。
首の骨と骨の間から椎間板が押し出され、神経を圧迫しているからよくない、
というわけですが、
神経は圧迫されたからそこが痛む、しびれる、というシステムではありません。
なのにそれらの症状の原因をそこに求めてきたから、
いくら手術をしても治らない、ということがあちこちで起きているのです。
ヘルニアや狭窄症が原因ではなく症状を生み出すのは筋肉のトラブルなので、
診断にMRIなどの画像を用いることを禁止する国もあるほどです。
無駄だし誤診を招くということで。
彼ほど著名であればいい情報がいくらでも集まってきそうなのに、
手術なのか、とむなしく思います。
そう思っていたら、
やはり加茂整形外科の加茂先生がブログに書いていらっしゃいました。
「心療整形外科 X-JAPANのYOSHIKI 首の再手術」
MPSとは筋膜性疼痛症候群、筋肉が原因で痛みなどを発する病気のこと。
映画『WE ARE X』を見ましたが、
YOSHIKIさんは何事もとことん突き詰めて、
よりよいものを、という気持ちの非常に強い人だと思いました。
これまでにあったバンドや家族の事件事故、インパクト大の出来事等も、
彼に常に緊張を強いる生活の一因となっているでしょうが、
私見ですがそれらが音楽活動のよりどころとなっている部分もあると思います。
痛みや痺れを完全に手放すのが怖い。
そういう心理状況にある人というのは結構いる気がします。
YOSHIKIさんが
もっともっとおじいちゃんになったとき、
「ふっ」と心が軽くなる時が来る、
そんなだったらいいなぁと思いました。
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